7月26日に海上自衛隊舞鶴地方隊の展示訓練を見に行きました。
今年の私は自衛隊づいていて、5月にも陸上自衛隊の創立記念行事に行ってきたばかり。
これはフォト仲間であるやんぼさんのお誘いのおかげ。自分一人ではまず行くことはありません。
おかげでそれまで知らなかった自衛隊のことが良くわかり、すっかり自衛隊ファンになってしまいました。
この日のカメラはソニーのサイバーショットDSC-WX200。潮風に吹かれるので高価な一眼デジカメは持って行きにくい。
1万円台のコンデジですが、写りは悪くありません。光学ズームも望遠側は250mmぐらいまで行けるので、離れた船を撮るにも十分。
私はソニーのCMOSセンサーは明るく写りすぎると思うので、このカメラを使う時は初期値を0.7ぐらいマイナス補正しておくようにしています。
場面によっては逆に暗くなりすぎることもありますが、白とびだけは避けたいと考えています。暗い分はPhotoshopなどで補正が効きます。
(左の写真)
この船は私たちが乗船した護衛艦「しらね」。来年退役とのことですが、
就役から35年も経っているとは思えないほど綺麗に整備されています。
見ての通りカッコイイ船で乗船前からワクワクしていました。
カメラをやや引いて人やテントを入れることで、船の大きさを表現してみました。
(右の写真)
しらねに近づいて護岸から見上げてみます。相当な高さがあることが分かりますね。10階建てのビルぐらいの高さでしょうか。
(左の写真)
乗船しました。しらねには2機のヘリを搭載できますが、ここはヘリの格納庫になります。
写真手前にカバーが掛けられたレールが見えます。カバーを外してレールに台車を載せてヘリを運びます。
(右の写真)
いよいよ出港します。出港にはタグボートの協力が必要です。しらねだけでは護岸から離れることすら難しいのです。
護岸から離れて単独で航行が出来るまでタグボートのお世話になります。
(左の写真)
若い隊員がタグボートから放たれたロープを引っ張ります。太くて重いロープを3人がかりで引っ張ります。
撮ってから思ったのですが、もう少し動きをつけて撮りたかったです。
(右の写真)
護岸では整備員が見送ってくれます。なんか、こういうのを見ると嬉しくなります。
ロープが邪魔になるのですが、出港時は移動制限でロープに近づくことが出来なかったのでやむを得ません。
(左の写真)
しらねが単独航行を開始し、舞鶴港がどんどん離れていきます。
見学者は甲板をうろうろしながら舞鶴湾の風景を眺めています。
(右の写真)
舞鶴湾の風景です。漁村でしょうか、背後に山が迫り、狭い土地に家々が固まっています。
向かって左側の海辺には船を修理するための小屋が軒を並べています。
(左の写真)
しらねのエンジン制御室。こんなところまで入れるとは思いませんでした。一応、撮影の許可をとっています。
ここには窓がないので外を見ることは出来ません。メーターとモニターを見て制御します。モニターにはエンジンの燃焼の様子が映っています。
(右の写真)
今回の訓練では他に数隻の艦船が参加していました。
他の船とすれ違う時は、お互いの船の隊員が甲板に並んで相手の船を見送り、敬意を表します。
この日の舞鶴は最高気温38℃を記録。暑さの中、相手の船がすれ違うまで直立不動で立っている隊員には感心します。
(左の写真)
護衛艦「まつゆき」が向きを変えて大きく旋回します。大きな船の割に小回りが利くのはさすがです。
こちらにも多くの見学者が乗船しています。
(右の写真)
こちらは補給艦「ましゅう」。護衛艦などに燃料を補給する船です。甲板には燃料を補給するためのパイプがついたクレーンが見えます。
日本以外にも補給艦を持っている国はありますが、航行しながら燃料を補給できる技術を持っているのはアメリカと日本だけだそうです。
よく見ると甲板に隊員たちが並んで立っているのがわかります。
(左の写真)
舞鶴からはるかに離れた海上で行われる訓練。自衛隊の艦船以外ははるか遠くに水平線が見えるだけ。
(右の写真)
訓練に参加する潜水艦が現れました。潜望鏡だけを水上に出して航行しています。潜水艦が潜航しているところを間近に見れることはなかなかありません。
(左の写真)
訓練にはヘリや哨戒機、高速艇も参加していました。これだけのものを間近に見れるなんて最高です。
(右の写真)
訓練が終わり舞鶴港に戻ってきました。向かいの護岸には航海訓練船の「海王丸」が停泊していました。
若い訓練生がマストによじ登って掃除をしています。彼らも訓練が終われば、隊員となって自衛艦に乗船するのでしょう。
(左の写真)
最後に正面からの写真を1枚撮ってしらねを後にします。出航ギリギリで乗艦したので正面からの写真を撮って無かったのです。
写真としては逆光になっていますが、船を撮るとするとこの位置がベストポイントでしょう。
この艦が来年には無くなってしまうかと思うと寂しい気持ちになります。どこかで保存してもらえないのでしょうか。
(右の写真)
番外編ですが、この写真、なんだか分かりますか?
これは舞鶴湾の水中に浮かんでいるクラゲを写したものです。こうしてみるとクラゲって美しいものですね。
機械ばかり見ていたので忘れていましたが、きれいな水にうかんだクラゲを見て、ここは日本海だとあらためて認識させられました。